常にバンドに彩りを加え、興奮や輝きを与えることのできる大変魅力と責任のある楽器です
名前:関聡
最終学歴:洗足学園音楽大学大学院
現在の所属:ブリッツ フィルハーモニックウインズ
楽器を始めた頃:中学校
プロになろうと決めた頃:高校1年生
【スティック】
スティックを選ぶ上で重要なのは、身体の一部として自然に扱うことができ、スティックと腕の重さによる自然なストローク・コントロール・求める音が出せるかどうかですが、それは皆さんそれぞれ違うはずです。パートの全員で同じ種類のものを揃えているのを見かけたりもしますが、各々の体格や求めるものに合わせて、左右の重さや音程がしっかり揃っていて歪みのない扱いやすいものを選びましょう。
僕は常に様々な楽曲に合わせて、メイプルやヒッコリー素材、軽いものや重いものを数種類用意するようにしています。

【マレット】
鍵盤楽器のマレットはとても種類が豊富ですが、全てに共通する大事な事は「バンドの音に埋もれず、アタック音と響きがバランス良く鳴る」ことです。そしてそれぞれの楽曲に合わせて具体的なイメージを持ち、管楽器とのニュアンスや発音、フレーズを揃えられるようにマレットを選べると良いと思います。

グロッケンはキラキラとした音色から深みと伸びのある音。

シロフォンは硬質で音の抜けが良い物から、木の暖かく丸みのある音色がするもの。
マリンバやヴィブラフォンにおいても、演奏する音域によってマレットの硬さや大きさ、毛糸巻きか綿糸巻きかなどを使い分けて様々な音色を出せるようにし、「求める音」に合わせて使い分けるようにできるといいと思います。

サスペンドシンバルは、ロールの際に高音から低音まで幅広い音域の響きがバランス良く引き出せる様に、ヘッドが比較的小さくて軽い毛糸巻きと綿糸巻きを場面によって使い分けます。単音で叩くときにはこれに加えて、「コツン」というアタック音がしっかり出るものを選んでいます。

【ヘッド】
基本的にはRemo社「コーテッド・アンバサダー」が最も多く取り扱われており、人気があるように思います。僕もこれを基準に、求める音に合わせて皮の厚さを薄いものや厚いもの、材質をファイバースキンやルネッサンスなどに変えていくようにしています。楽器そのものとの相性ありますので、さまざまなヘッドの特徴を知り、実際に試してみることは色々な音を知ることにも繋がると思います。

ヘッドにヘコミや歪みがあると音の響きや伸び、打音等も鈍くなってきますので、頃合いを見て交換することをお勧めします。

【アマチュア奏者&打楽器素人な指導者へのアドバイス】
打楽器は常にバンドに彩りを加え、興奮や輝きを与えることのできる、その一音一音に大変魅力と責任のある楽器です。バンド全体の音楽の流れや方向性を大きく左右することもできます。
一つ一つの音に明確なイメージを持ち、「求める音」「求められる音」を大切に、スティックやマレット、ヘッドを選んでみてください。

【一番好きな吹奏楽曲】
アルメニアン・ダンス パートⅠ/A・リード

【所属楽団のマイベスト1アルバム】
「真島俊夫 巴里の幻影-珠玉の作編曲選」