大切なのは、イメージとバランス
名前:多畑秀城
最終学歴:大阪音楽大学
現在の所属:オオサカ・シオン・ウインド・オーケストラ
楽器を始めた頃:高校1年生の5月
プロになろうと決めた頃:高校3年生の夏
【スティック】
まず自分が出したい音をイメージし、その音を出すため にはどんな重さが必要か考えます。 次にチップの型を選びます。色々ありますが、ティアドロップ型・円錐型は比較的パワフルな音も繊細な音も出しやすいです。材質(ヒッコリー・オーク・黒檀など)は重さにも 関係してきますので、よく考えて選びます。
あとは自分が持ちやすい太さと長さです。ここまで 決まったら、スティックを転がして反っていないか確認し、左右の重さと音程がほぼ同じ物を選びます。楽器店 にスティック用の計りが置いてある場合は利用してもいいですが、神経質になる必要はありません。

【マレット】
〈ティンパニ〉
まず自分が出したい音をイメージし、その音を出すた めの堅さを考えます。柄の材質(木・竹など)を決めます。初心者やパワフ ルな音が欲しい時は木の柄がいいかもしれません。
頭部分の材質もフェルト、フランネル、木などがあ り、芯の材質も木やコルクなどがあります。
同じ堅さでも、数種類のマレットを叩き比べてみると いいと思います。

〈鍵盤楽器〉
まず自分が出したい音をイメージし、その音を出すた めの堅さを考えます。次に頭部分の材質(毛糸・綿・ゴム・樹脂・真鍮な ど)と柄の材質(籐・木・プラスチックなど)を選びます。柄の材質によって、しなり方や手に伝わる感触が全然 違います。
柄の長さも色々あるので、使いやすいものを選びま す。頭部分の大きさや型、重さも重要です。
マリンバやヴィブラフォンでは一度に3本または4本使うこともあるの で、マレットを購入する時は、基本的に2組購入しましょう。

〈ドラムセットのトムトム〉
コーテッドやピンストライプ、CSなどの種類があります が、用途(曲想やイメージ)によって選びます。
コーテッドかピンストライプが使いやすいと思います。 CSはアタックがはっきりしますが響きは少なくなります。私は普段クリアかピンストライプを使っています。

【ヘッド】
〈ティンパニ〉
いろんな種類がありますが、例えばルネッサンスヘッド は、音が割れにくく落ち着いた音色ですが、若干音域が狭くなりやすいです。厚くなると楽器を鳴らすのが大変になるので、特にこだ わりがない場合はスタンダードなヘッドを選んでください。

〈スネア〉
コーテッドやルネッサンス、ファイバースキン等いろんな種類がありますが、用途(曲想やイメージ)によって選びます。
特にこだわりがなければ、オールマイティなコーテッド タイプがいいと思います。表は1年に1度、裏は2年に1度交換すると良いでしょう。あまり厚いと響き線の反応が悪くなりやすいので、標準か薄い方が良いと思います。私は普段コーテッドを 使っています。

【アマチュア奏者&打楽器素人な指導者へのアドバイス】
打楽器は誰でも叩けば音が出ます。それだけに奥が深いと言われます。でも注意されることといったら「音が汚い」とか「うるさい」とか…。辛いですよね。
打楽器に大切なのは、イメージとバランスだと思います。イメージとは自分が叩いて出る音そのものではなく、客席でどう聴こえているかです。近くではキレイな音でも、客席でイマイチでは意味がありません。また、自分が気持ちいい音量で叩いても、バンドの演奏をぶち壊してしまうようでは話になりませ ん。
どんな音で客席に届けたいか、どんな強さで演奏すれば管楽器に溶け込むか、それがイメージとバランスです。
皆さんの演奏が自分の理想の音色で、気持ちよくバンドに溶け込みながら客席へ届きますように。

【一番好きな吹奏楽曲】
アルメニアン・ダンス/A.リード

【所属楽団のマイベスト1アルバム】
宮川彬良×Shion「家宝」